僧帽筋上部繊維
肩こり・首こりの原因となる筋肉:僧帽筋上部繊維
僧帽筋上部繊維を痛めるとどんな症状になる?
首の痛み
頭を動かすとき、特に後ろに傾けるときに痛みを感じる場合があります。
肩の痛み
肩の周囲が痛む場合があり、特に腕を上げる動作で痛みが強まることが多いです。
頭痛
頭の後ろ側に痛みが出る場合があります。
可動域の制限
首や肩の動きが制限される場合があります。
疲労感
損傷した筋肉は適切に働かなくなり、その結果として疲労感が生じる場合があります。
僧帽筋上部繊維について
僧帽筋上部線維は首を傾げる、振り向く、そして肩甲骨の挙上、顔を上に向けるなどの重要な動作を担っています。日常生活での基本的な動作から、スポーツや専門的な活動に至るまで、多岐にわたってその機能が求められる筋肉です。健康な僧帽筋上部線維は、快適な生活を送るために欠かせない部分であると言えます。
起始 | 後頭骨 |
---|---|
停止 | 鎖骨の外方 1/3 |
支配神経 | 副神経 |
僧帽筋上部繊維はどんな働きをする?
頭部の側屈と回旋(首を傾げる・後ろを向く)
側屈:首を左右に傾げる動作
回旋:後ろを向く動作(左右)
肩甲骨の挙上
肩をすくめる動作など、肩甲骨の上方への移動。
首の伸展
うがいなどで、上を向く動作。
日常生活でどんな時に筋肉を使う
頭部の側屈と回旋
電話を耳に当てる動作、交通の安全確認時に頭を回す動作。
肩甲骨の挙上
何かを棚から取る動作や、重い荷物を肩にかける動作。
首の伸展
上の方にある信号や看板を見る動作や、うがいなど。
痛くなる因子
過剰な使用
特定の動作の繰り返しや重い負荷により筋肉が過度に使われると、痛みを引き起こす可能性があります。
不適切な姿勢
長時間のデスクワークなどでの前かがみや巻肩の姿勢や、肩の力みが肩甲挙筋に過剰なストレスを与えることがあります。
僧帽筋上部繊維に対する施術
僧帽筋上部繊維の血流と滑走性の改善
僧帽筋上部繊維は首の側屈や回旋など、首の動きに大きく関与するため、筋肉同士の滑走性を改善することにより円滑な動きを取り戻し、そして血流の改善により肩や首の不快感を改善します。